サイドストーリー

グループの礎として、いのちの現場を支え続ける。

クリーンテックメディカルは、病院向けのリース事業を通じて医療機関の声を基にサービスを模索・提案し、医療関係者の皆さまと深い信頼関係を築いてきました。その経験を通じて医療現場から出る医療廃棄物の問題に直面し、困っている人々を助けたいという思いから、この問題の解決に向けて取り組んでいます。創業者・反後 堯雄の「人や社会に貢献したい」という信念は、現在のクリーンテック・グループが目指す総合環境サービス事業の礎となっています。

この思いに共感し、クリーンテックメディカルに集まった従業員たちがいます。彼らは、暗中模索をしつつも医療関係者との関係を築いてきました。グループが環境業界へ転換する中、クリーンテックメディカルで医療廃棄物の収集・運搬の事業を確立するために奮闘することになります。

まず、既存のお客さまに声をかけ始めましたが、委託先を自社へ切り替えていただくことは簡単ではなく、当初は取引業者等から紹介していただいた医療機関など、わずかなお客さまとの取引からスタートしました。当時、業界新規参入のため実績が少なく、不信感を持たれることもありました。そうした方々に対しては、自社グループが保有する中間・最終処分場の見学をしていただき、お預かりした廃棄物を最後まで責任を持って適切に処理することを丁寧に説明しました。また、医療廃棄物を扱う事業では、医療現場と同じスピード感と真摯さが求められます。例えば、手術や処置で発生するガーゼや注射針などの廃棄物はすぐに回収しないと病院の衛生環境に影響を与えます。そのため、即日回収を目指し、問題が発生した際には早期対応を行ってきました。こうした対応の積み重ねにより、少しずつ信頼を獲得してきたのです。

医師や看護師、患者が安心して治療に専念できる環境を整える一助を担っているのだと、強い信念を持ち仕事に向き合っているクリーンテックメディカルの従業員たち。彼らには「誰かのために役に立つことをする」という考えが基盤にあります。一人ひとりが、創業者・反後 堯雄の思い描く社会の実現に向けて共に悩み、挑戦し、信念を受け継いでいます。
クリーンテック・グループのルーツともいえるクリーンテックメディカルには、創業当初からの志と使命感が受け継がれ、未来を切り開く力の源泉となっているのです。

創業エピソード